歯の構造

今回は、歯の構造を知ってもらいたいと思います。

むし歯や歯周病は細菌によって起こります。

  むし歯菌→エナメル質・象牙質を破壊

  歯周病菌→歯肉・歯槽骨を破壊

細菌に悪さをされないようにお口をきれいに保ちましょうね!

エナメル質は硬い、象牙質は柔らかい

歯は表面にあるエナメル質、その内側にある象牙質、さらに象牙質の中に歯髄(神経)があります。

 

エナメル質は硬く、食べ物をしっかり咬み砕くことや、細菌が出す酸や汚れなどから歯を守る役割があります。いわゆる歯の鎧です。エナメル質は無機質な構造なので、一度壊れると再生することはありません。

 

象牙質は、エナメル質より柔らかく、クッションの役割をしており、エナメル質が割れにくくなっています。また、歯髄と触れている部分は歯髄や象牙質を修復したり新生する機能もあり、生体的な機能を果たします。しかし、象牙質は柔らかいため、一度むし歯菌の侵入を許すと一気にむし歯が進行してしまします。

 

歯槽骨は、歯を支える骨です。みなさん歯ぐきが減ったということを言うことがあると思いますが、実際は歯ぐきが減るのではなく、その中の歯槽骨が歯周病菌によって減ってしまい歯ぐきの位置が歯の根っこ側に退縮してしまいます。

 

むし歯や歯周病は放っておいても、治ることはありませんし、進行は早めに止めないと歯髄を取らないといけなくなるかも知れません。定期的なチェックとメインテナンスを心がけましょう。