妊娠中における歯科治療の影響は?

こんにちは。よしや歯科です!

皆さんは妊婦さんも歯科治療を受けられることをご存知ですか?

結論から言いますと、妊娠中であっても歯科治療は受けることができます!

お腹に赤ちゃんがいるのに歯科治療なんて

治療中痛くなったら麻酔薬は?

レントゲンはお腹の子に影響はないのかな?

など不安はたくさんあるでしょう。しかし、その不安によって受診を躊躇してしまい悪化してしまっては大問題です!

今回はそんな不安を少しでも解消できたらと思いお話させてもらいます!

 

<<麻酔薬について>>

普段治療中に痛みがでると麻酔をしますよね?痛みを我慢して治療するのは、患者様自身も、お腹の赤ちゃんにもストレスになります。

歯科で使われる麻酔薬は帝王切開や無痛分娩にも使われている麻酔薬であり、妊娠中どの周期においても影響を与えることはありませんのでご安心下さい。

 

 

<<レントゲンについて>>

レントゲンを撮影するとき赤ちゃんへの放射線の影響はやはりどうしても気になりますよね。

私たちは毎日宇宙や空気、大地、食べ物から放射線を受けています。これを自然放射線といい、日本に住んでいる場合1年間に約2.1mSvの自然放射線を浴びています。

歯科でレントゲンを撮影する際に浴びる放射線量は1枚につき約0.01mSv、お口の中全体を撮影できるパノラマレントゲンで0.03mSvです。

また、50mSv未満の放射線量であれば、赤ちゃんへの影響と被爆量との関連は認められないと産婦人科診療ガイドラインにて定められています。

そして防護エプロンを着用していただくと、さらに被爆量を減らすことができますし、

昔のレントゲン1枚が今のレントゲン20枚程度だといわれています!

それにより妊婦さんでも安心して肉眼では分からない歯の根っこの状態や骨の状態も確認でき調べることができます!

 

 

妊娠中はホルモンバランスの変化や免疫力の低下などでどうしてもお口の中の環境が悪くなり、むし歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。

生まれてすぐの赤ちゃんのお口にはむし歯の菌はいません。ではどこからむし歯菌が発生するのかといいますと、周りの大人、つまり主に家族からうつってしまうのです。

赤ちゃんが生まれてくる前にお口の中の環境を整えてあげることはいかがでしょうか?

妊婦さんにとって歯科治療の最適な時期は安定期(5~7ヵ月)と言われています。

妊娠後期になるとお腹の中の赤ちゃんも大きくなりお母さんにも多くの負担がかかるため、むし歯や歯周病の治療ができないこともあります。

妊娠中であっても痛みを我慢せずに早めに受診されることをこころがけましょう!!