図の中の表の通り、日本人は定期メインテナンスに行くという文化が、ありませんでした。

それでも最近は、メインテナンスを知っていたり理解している方が増えてきていてとてもうれしく思います。

もともと、日本は何十年も前から、医療保険が世界でトップクラスに整備されている国です。そのため、日本に住んでいるみなさんは実感がないかもしれませんが、とても安価にそれなりの治療を受けることが日本ではできますので、何かあったら治療をするというのが当たり前になっています。欧米では、医療保険は任意であり、歯科に限らず医療費がとても高額になるケースが多いです。ですので、高額な医療費を払うよりもしっかり予防をするということが根付いています。このような、医療制度の違いからメインテナンスへの考え方の文化も違います。

しかしながら、メインテナンスをしっかり行うことは治療しなくて済むことにつながり、歯を長持ちさせることができます。それが歯かかる治療費の削減にもなりますし、健康長寿やアンチエイジングにつながります。ご自身ではお手入れしきれない所も、歯科医院でのクリーニングでしっかり予防しましょう。